不安・心配性を改善・解消するために、ダイエットをオススメする4つの理由

こんにちは、ふじーたの世界の藤田です。

ふじーたの世界では、

  • 不安や心配に支配されやすいあなた
  • 落ち込みやすいあなた
  • メンタルが弱い(豆腐メンタルな)あなた
  • 悩みやすいあなた

が、もし太っているなら、ダイエットをオススメしています。

ダイエットをオススメする理由は4つです。

  1. 肥満は脳を炎症させて認知機能の低下・障害を招く
  2. 身体(特に腸内環境)の炎症がうつ病を引き起こしている
  3. 太ると実際に脳が縮む
  4. 『太った人は不健康である』ことが科学的に有力な流れに

という研究結果が出ているからです。

1.『肥満は脳を炎症させて認知機能の低下・障害を招く』

2016年のアリゾナ大学の研究です。『イギリスに住む21,500人の健康データ15年分を使った論文』で発表されました。2〜4年ごとに全員のBMIと認知レベルを調べて、「太ると頭が悪くなるか?」という問題について調べています。

研究結果としては、

  • BMIが4.34ポイント上がるごとに、認知機能が2.22カ月ほど低下
  • CRPの数値が約2ポイント上がるごとに、認知機能が1.85年ほど低下

という研究結果が出ています。

つまり、体重の増加と脳のパフォーマンス低下には相関がありました。

BMIが4.34ポイント上がるごとに、認知機能が2.22カ月ほど低下

BMIは身長と体重の数値がわかればすぐに調べることができます。『BMIチェック』と検索してみてください。

BMIが4.34ポイントというのはどれくらいか、ぼくの実際の数値で説明してみます。

ぼくはダイエット前の体重は、84kgでした。身長171.6cmで84kgなので、BMIは28.53ポイントでした。

2019年9月24日現在の体重は、55.2kgです。身長171.6cmで55.2kgなので、BMIは18.75ポイントとなっています。

28.8kgのダイエットで、BMI値が、9.78ポイント減りました。

この科学的研究結果からすると、約4.44ヶ月の認知機能の低下を防止していることになります。

この説明からわかることは、BMI値4.34ポイントというのは、『相当な体重の変化』と言うことはできます。ぼくの場合の約30kgのダイエットで約10ポイント(単純計算で15kgで5ポイント)ということですから。

ただ、もし極度の肥満でしたら確実に痩せた方が良いですね。

研究者によると、

BMIが高くなるほど、炎症のレベルもあがる。これまでの研究でも、炎症(特に脳の炎症)は、脳の機能と認知にダメージを与えることがわかっていた。これらの数字は小さなものだが、加齢と同時にこの現象が起きるため、臨床的には十分に意味がある。

論文1

と言われています。

また、下記は個人的観点ではあり、ぼくが観察してきたことですので、バイアス(思い込みや偏見)に左右されている可能性があることを念頭にお読みください。

ぼくは20代の後半、10代から20代前半に心の問題を解決してきた経験を活かして、カウンセリングやセラピーを行ない、他人の相談にのっていました。

肥満傾向のある人はアドバイスを直球で受け取ることができない傾向にあります。歪曲して都合の良いように受け取ったり、真摯に受け止められずに裏で悪口や陰口を言う傾向にあるのです。

歪曲して都合の良いように受け取り、真摯に受け止められずに裏で悪口や陰口を言う傾向にあると、真摯に取り組まないわけですからそれだけ結果が出るのも遅れます。

今回ご紹介したアリゾナ大学の研究結果からも、肥満は認知機能の低下を招いているというデータがありますので、『認知機能の低下によってアドバイスを適切に真摯に受け取る能力が低い』のでしたら、個人的観点から言っても納得できるものがあります。

CRPの数値が約2ポイント上がるごとに、認知機能が1.85年ほど低下

CRPはあまり聞きなれない言葉かもしれません。

C反応性蛋白(CRP)は肝臓の実質細胞(肝細胞)で合成され、同一のポリペプチド鎖5つから成る、非常に保存性の高い比較的大きな蛋白(分子量は最大120,000)です。

ACUTECARE

専門的すぎてよくわからないので、もう少し簡単に説明しているものはというと、

CRPは、炎症の度合いを判定するバイオマーカーとして確立されており、クリニックから病院まで広く医療機関で使用されています。

急性炎症時のCRP濃度は、他の急性期反応物質の濃度より大きく上昇するため、CRP検査は全身性炎症の指標として使用され、CRP検査値の上昇は感染症や敗血症の診断補助として長く使用されています。

ACUTECARE

簡潔にまとめますと、CRPとは、

  1. 全身の炎症の度合いを計測する数値
  2. 医学(医療)グレードの数値

この2つのことがわかります。

CRPは、健康診断で出てくる数値であることを確認していますので、あなたが健康診断を受けた場合は確認してみてください。

1.85年はだいぶ怖いので、『総合的に身体の炎症は抑える取り組みをした方が良い』と言えます。

研究者によると、

体重が増え始めると、次の4年間で体内のCRPが急上昇する。(中略)CRPが増えると、続く数年で認知機能の変化が起きる。BMIの変化により全身の炎症が起こり、認知機能の低下が予測できる。体重を減らすのは、体にも脳にもいい。

論文1

と、言われています。

また、体脂肪は身体を炎症させる物質を分泌する働きも持っています。

どういうメカニズムなのかというと、まずはこちらの引用をご覧下さい。

Tarzanより引用

脂肪組織で炎症が悪化するメカニズム。エネルギー過多で膨らんだ脂肪細胞からMCP-1が分泌されると、血中の白血球の一種・単球が脂肪組織に集まり、マクロファージとなって炎症反応が起こる。マクロファージから出るTNF-αは脂肪細胞に働いて炎症を促す。
資料作成/菅波孝祥

Tarzan

ディーキン大学が出したレビュー論文(2013.論文2)では、体内が炎症をすると『サイトカイン』という物質が分泌される、と発表されています。

『サイトカイン』というのは生理活性物質の総称で、

  • インターロイキン(IL)
  • 造血因子(CSF, EPO, TPO)
  • インターフェロン(IFN)
  • 腫瘍壊死因子(TNF)
  • 増殖因子(EGF, FGF, PDGF)
  • ケモカイン(IL-8)

こういった物質のことを指します。

この『サイトカイン』が分泌されると、神経の働きがおかしくなっていくみたいなんですね。

うつ病患者の体内にはとにかくサイトカインが多いことが確認されています(2013.論文2)

体内の炎症レベルが上がると、同時にうつ病が悪化するケースが多いことが確認されています(2013.論文2)

健康な人に炎症性の毒素を注射したら、すぐにうつ病にそっくりな症状が出ました(2013.論文2)

うつ病の寛解は、炎症レベルの低下と同時に起きるケースが多いことが確認されています(2013.論文2)

サイトカインはTNF-αも含んでいるし、TNF-αはその他のサイトカインも発生させるということで、火に油を注いで炎上状態になるわけです。めちゃくちゃ怖いです。

メンタルが不安定になるのは、体脂肪が増加することでこうした炎症を起こす物質の分泌が多くなり、体内が炎症し、その炎症がさらに精神や神経を狂わす分泌物を出して、火に油を注ぐようにして、メンタルを不安定にさせている可能性が高いです。

シンプルに考えて、体内の炎症を減らすことができれば、その分メンタルも安定しやすくなる、ということになります。(論文3)

2.『身体(特に腸内環境)の炎症がうつ病を引き起こしている

1.でも炎症について述べてきましたが、2.でも炎症についての研究結果が揃っています。

腸は迷走神経によって脳につながっています。(論文4)

つまり、脳に対して命令を与えているのは腸であり、腸内環境の重要性が説かれていることになります。

腸内の細菌自身が神経伝達物質を出して、直接脳を操るケースもあると言われています(論文5)。

直接脳を操るのです。『影響を与えている』といったやんわりしたものではなく。

基礎体温を上げる方法でも書いたんですけど、脳と筋肉は一つのユニットです。脳の信号はイメージであっても筋肉に影響を及ぼして、パフォーマンスに影響を与えています。

この流れを簡単に順序立てますと、

  1. 筋肉
  2. 全身

この流れで影響を与えている、ということになります。つまり、全身のコントロールも腸がしている可能性があるということです。

もはや、『腸内環境が悪いとメンタルも不安定になる』ことが常識になりつつあります(論文6,論文7)。

腸内細菌がメンタルに下記の5つの影響を与えていると言われています。

1.脳機能の変化

健康な女性たちに、ヨーグルトとプロバイオティクスを4週間飲んでもらったところ、感情と感覚をつかさどる脳のエリアが活性化しました(2013年,論文8)

ぼくがヨーグルトとプロバイオティクスのサプリメントを摂るようになったきっかけの論文です。

動物実験では、腸内細菌の変化は脳の化学物質に影響をあたえ、腸の環境がよくなると運動機能が向上し、不安が減ることが確認されました(2011年,論文9)

『動物実験である』ということを念頭に。

2.うつ症状と不安

ヒトを対象にした調査研究では、うつ症状が大きい患者ほど腸内に慢性的な炎症が多く、酸化ストレスを抱えていることが何度も確認されています(論文10,論文11,論文12)

これは一度ではないってことが重要ですね。何度も、です。

炎症と酸化ストレスは、うつ病を引き起こす大きな原因の1つであることがわかっています(2012年,論文13)

炎症と酸化ストレスがまずいことは、2010年以降の科学・医療では常識のレベルになりつつありますね。

リーキーガットが起きたり、小腸でバクテリアが繁殖すると、深刻な不安とうつ病の状態に落ちることがわかっています(論文14,論文15)

ジャンクフードや食べ過ぎなどは、どちらも腸内細菌の悪化と腸の炎症をもたらし、不安やうつ病の原因になります(論文16

コンビニなどで手軽に食べられるジャンクフードですが、たまに食べたくなってしまうのは仕方ないですが、本当にできる限り食べないようにした方がいいですね。

 プロバイオティクスを飲むことで、うつ病が改善したケースがかなりあります(2007年,論文17)

3.自閉症スペクトラム

様々な科学研究から「自閉症も腸の病気なんじゃない?」という見方が主流になりつつあります。

ヒトを対象にした実験の多くが、自閉症の患者さんは腸内細菌が変化していることを示しています。また、症状の強さは腸の状況に左右されやすいです(論文18,論文19)

自閉症スペクトラムの患者さんは、腸のバリアに異常が見られるケースが多いです(論文20,論文21)

近年のマウス実験では、プロバイオティクスによって自閉症的な行動がやわらぐことがわかっています(論文22)

人を対象にした研究でも、近ごろはプロバイオティクスを使った自閉症や神経障害の治療が有力視されています(論文23)

4.統合失調症

人を対象にした調査では、一貫して腸内の炎症がヒドい人ほど統合失調症にかかりやすいことがわかっています(2012年,論文24)

統合失調症の患者には、 リーキーガットや腸内毒素のせいで炎症を起こしているケースが多いです(2013年,論文25)

  • 脳機能
  • うつ病と不安
  • 自閉症スペクトラム
  • 統合失調症

これらは研究が進んでいる障害です。他にも、

  • 腸内環境とADHD
  • 双極性障害
  • アルツハイマー

などの関係を示す研究も出ています。

『心の病気』は『腸の病気』だと言っても良いのではないか?というレベルまで研究が進んでいます。

腸にダメージを与える4つの原因

  1. リーキーガット
  2. 腸内細菌の減少
  3. 腸の慢性炎症
  4. 酸化ストレス

などが腸にダメージを与えます。

腸へのダメージが精神におよぼす影響はとても大きいので、腸内環境を整える必要があります。腸内環境を整えると多くの場合は痩せますのでダイエットにもなります。『ダイエットがメンタルにも良い影響を与える』ということです。

3.太ると実際に脳が縮む

ラフバラー大学の新しい研究(論文26)は、9,652人の男女を対象にした横断研究で、

  1. 体脂肪率を測定する
  2. 脳のサイズをスキャンする

という手順で体脂死亡率と脳のサイズの関係を調べました。

どのような結果になったのかというと、

体脂肪が多くなるほど脳の灰白質が小さい!

という研究結果を発表しました。

研究チームによると、

肥満の人は脳の灰白質が小さい傾向があった。この現象は、特に中年期において顕著だった。

ただし脳の構造に異変が起きたから太るのか、肥満のせいで脳の構造が変わるのかはよくわからない。

このように因果関係はまだ判明していない面も大きいですが、体脂肪率が高めな人は注意が必要です。

4.『太った人は不健康である』ことが科学的に有力な流れに

4つ目ですが、最新の科学研究では、『太った人は不健康である』ことが科学的に証明されてきています。

以前の流れ。2つの研究データ

以前の流れは、「小太りぐらいが良い」とかって言われていましたが、最新の流れはそうではありません

小太りぐらいが良いと言われていた論文は主に2つあります。そして、これを根拠としていろんな人が「長生きしたいならデブがいいよ」ということを言っていました。

  1. 2013年の論文(論文27)。アメリカ疫病対策センターが288万人の健康データを解析したところ、BMIが25~30の過体重グループのほうが普通体重より死亡率が6%も低かった。というデータ
  2. 2005年の論文(論文28)。アメリカの成人約4万人分のデータを分析したら、過体重グループが一番長生きだった。ほかの指標を見ても、普通体重と過体重グループでは健康レベルにさほどの差はなかった。というデータ。

おそらくは主に、この2つを根拠として「太っている方がいい」「小太りぐらいな方がいい」と言われていました。

最新の流れ。3つのデータ

しかし、最新の流れは「やはり太っている人は不健康」である研究が有力であることが証明されてきています。

  1. ボストン大学のアンドリュー・ストークス博士から2つ
  2. ハーバード大学の研究から1つ

合計3つの論文が参考になります。

ボストン大学のアンドリュー・ストークス博士による研究

2014年にアンドリュー・ストークス博士は、「従来の研究は参加者の『体重の変化』を考慮に入れてないから無意味である」と発表しました(論文29)

  1. 肥満の人が糖尿病にかかって痩せた
  2. 「痩せてても病気」のグループにカウント
  3. 本当は肥満のせいで病気になった事実が消えていた

がんやアルツハイマーなどBMIの低下につながる病気は他にもたくさんあります。単純に一時期の体重を見ただけで正しい数値を出すのは不可能であることを冷静に考慮し、『体重の変化』を組み込んだうえで数値を補正しました。

  • 普通体重の人がもっとも死亡率は低く、BMIが上がるごとに死亡率も上がる
  • 糖尿病や心疾患の発症リスクも、普通体重の人が一番低かった
  • アメリカにおける死亡率の33%は過体重が原因になっている

という研究結果になりました(論文30)。

ハーバード大学の研究

ハーバード大学の研究者からも論文が出ています。

肥満でも健康なんてデタラメです(論文31)

今まで取り上げた3つの論文からも太っていることは健康ではない、ということが証明されつつあるわけです。ですから、痩せた方がいい、ということができます。

これらの研究結果から、不安・心配に支配されやすい、落ち込みやすい、メンタルが弱い(豆腐メンタル)、悩みやすい特徴を改善・解消しようと思った時には、

  1. 身体の炎症の要因を少なくし
  2. 認知機能をマイナスから0へ、0からプラスへ向上させる

この2つを達成することが必要とされます。

肥満は上記の2つとは逆行するので、ダイエットをオススメしています。

84kgから55.2kg、合計28.8kgのダイエットに成功したぼくの個人的観点でもありますが、ダイエットが成功するにつれてメンタルも安定していきます。オススメします。

まとめ

それでは今回の記事をまとめますね。

ふじーたの世界では、

  • 不安や心配に支配されやすいあなた
  • 落ち込みやすいあなた
  • メンタルが弱い(豆腐メンタルな)あなた
  • 悩みやすいあなた

が、もし太っているなら、ダイエットをオススメしています。

ダイエットをオススメする理由は4つです。

  1. 肥満は脳を炎症させて認知機能の低下・障害を招く
  2. 身体(特に腸内環境)の炎症がうつ病を引き起こしている
  3. 太ると実際に脳が縮む
  4. 『太った人は不健康である』ことが科学的に有力な流れに

という研究結果が出ているからです。

この4つについて、今回はできるだけ詳しく書いてみました。ご参考にしてみて下さいね。