宗教学が完成されづらい学問である4つの理由

こんにちは、宗教学研究者の藤田です。

宗教学とは?

今回は、上記の「宗教学とは?」という記事内で、宗教学が完成されづらい学問であると述べましたが、その理由を書いてみたいと思いました。

その理由は、4つあると考えています。

宗教学が完成されづらい学問である4つの理由

そもそもの情報量が膨大すぎる

まず情報量が膨大です。

一つの宗教だけとっても聖典や教典やら経典やらがたくさんあるというのに、そのすべてをトータルでみなくてはいけないとなると大変すぎます。

宗教の経験主義、体験主義的側面

宗教学が完成されづらい理由としては、宗教には「信仰してこそ、その真髄がわかるのだ」というような価値観があるから、と考えています。

「外側から知ってもわかんないだろ」っていう価値観ですね。

宗教に対する日本人のアレルギー反応

また日本人の多くは、「宗教」と聞くだけで拒否反応を起こすようなアレルギーがあるのではないか?と感じています。

それは無理もなくて、

  • オウム真理教が起こしたサリン事件
  • 宗教を信仰している人の狂信的・妄信的態度(なんだか冷静に話し合うことができなさそう)
  • 学校などで、宗教を信仰してきた人が起こしてきた歴史的な事件を学ぶ時に、宗教自体にあまり良い印象を持てない

そういったことが原因となっていると考えています。

日本人的価値観の暗黙の了解

また、日本人的な価値観の中に、暗黙の了解があると感じています。

円滑な人間関係を築きたければ、

  • お金
  • 政治
  • 宗教

これらの話題については極力触れるな、という感じですね。

下手に触れると感情的なものに触れる可能性が高いですしね。距離感を大事にしたければ、あまり踏み込みたくない領域かもしれません。

ですから、「宗教」という言葉が出た瞬間に「ウッ!?」というリアクションが起こりうる可能性があります。距離を取られる可能性が高いですね。

もっと直接的な言葉で言うと、「あ、やべえやつだ」という風に思われる可能性が高い、ということです。笑

とくに若い世代では、それが露骨な気がしています。

まとめ

宗教学が完成されづらい学問である4つの理由を書いてみました。

  1. そもそもの情報量が膨大
  2. 宗教の経験主義、体験主義的側面
  3. 宗教に対する日本人のアレルギー反応
  4. 日本人的価値観の暗黙の了解

こういった4つの理由があると考えています。

今回はここまで。またねー!